五里霧中の意味と例文、困ったら試しに言ってみるといい言葉かも

いろいろあって
わけが分からなくなったとき
思わず言ってしまう言葉です。

五里霧中(ごりむちゅう)


はた目には面白かったりすることもありますが、
本人は大変ですから、面白がってはいけませんね。

この言葉の意味についてと、例文も作ってみました。




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意味と例文


五里霧中(ごりむちゅう)とは
なにがどうなっているのか状況が分からない、
どうしたらいいかわからない
、という意味です。


例文としてはこういったものでしょうか。

学校で新しいサークルを立ち上げようと思ったけど、
手続きのやり方も分からないし、
いっしょにやってくれる友達もいない。
どうしたらいいのか分からなくて、まさに五里霧中だ。

そんな状態でよくサークルを立ち上げようと思いましたね。
それでもやりたいのなら、頑張るしかないです。



こんど会社で新しいお店を出すことになって
そこを担当することになったのだけど、
はじめてやる仕事でぜんぜん分からない。五里霧中だ。

椅子に深々と腰かけて、
ため息をつきながら言ってみると
雰囲気出そうです。

こんなときに自分のことを理解してくれる
知的でステキな部下が
「いつも大変な役回りですね」
とか言ってくれてお茶でもだしてくれたら
それはそれで絵になりますが

たいていの場合、
そんな都合のいいことはなく、
ただただ何とか、頑張ってやるしかありません。


他に例文としては
今度のテストはとてもむつかしい。
どこから勉強すればいいのかも分からず五里霧中だ

などでもいけそうです。


「里」とか「五里霧」ってなんのこと?


「里」というのは、距離のことで、むかしに使われていた単位です。

日本では1里が4キロメートル弱ですが
中国では500メートル、

五里霧中は中国由来の言葉なので、
500メートル×5で2.5キロメートルと考えるといいでしょう。まあまあ遠いですね。


そして「五里霧」は言葉通り五里四方の霧です。
ちょっとした街がすっぽり包まれますね。

ここでの霧は、都会にたまーに出るような
うすぼんやりした、あまっちょろいものではなく、
山とかスキー場などに出る、あたり一面真っ白、
みたいな霧を想像するといいでしょう。


そんな中に迷い混むと
どっちがどっちやら分からなくなり、
たいへん困りますが、
まさにそんな状況という意味です。


由来について


この、五里霧中はもともと中国の言葉です。
さっき言いましたね。

くわしく述べますと、
『後漢書(ごかんじょ)』という歴史書の
張楷伝(ちょうかいでん)が由来で、

ここに出てくる張楷(ちょうかい)という人物が
道術(道教の人が使う術、魔法みたいなもの?)を使って
「五里霧」という五里四方の霧をつくりだし、姿をくらましたという話からきています。


まあ姿をくらます目的なら忍者漫画で出てくるような
煙幕ぐらいでもよさそうなものを
わざわざそんな大きな霧なんて迷惑な話ですが、
よっぽど大がかりに捜索されてたんでしょうかね。

でもとにかく、
ここから五里霧中という言葉ができたのです。


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注意すること


この言葉で気をつける点としては、
「五里夢中」と書いてしまいそうになることです。


読み方も「ごりむちゅう」と読めますし、
「五里にもおよぶ霧に入ったように
まわりが見えなくなるくらい夢中になる」

みたいに思ってしまうと、
漢字も意味も、まるで違うことになってしまいます。
テキトーに覚えて、こんな間違いをしないように気をつけないといけませんね。


あと細かい話をしますと、
五里霧中は「五里霧の中」というニュアンスなので、
「五里」と「霧中」で区切ることはできません。

まあじっさいには
区切って使うことなんてないですが、
由来を知れば「五里霧」と「中」で区切られていることが分かります。


暗中模索(あんちゅうもさく)との違いは?


この五里霧中と
似た意味の言葉としてあげられるのが
暗中模索(あんちゅうもさく)です。


一方は霧の中で、もう一方は暗闇の中、
どっちも前が見えませんね。想像しただけで疲れます。


違いとして、暗中模索のほうは、
どうしたらいいか分からないないけど、
何とかしようと試している、ということがあります。


それに対して五里霧中は
ただ分からず困った、
こまったこまったみたいな感じですね。


だからたとえば

「新しい仕事をやりたいのだけど、
どうやったらいいか分からないし、
勉強の仕方も分からないし、
どうやったらいいか分かんねー、
五里霧中だ!!


「とりあえず、ひとつずつ試してみるしかないんじゃない?
暗中模索でも、いろいろやっていると上手くいくよ

なんて使い方も出来そうです。


あえてこの言葉を使うメリットは?


五里霧中というのは、
いざそういった状況になると
アワワアワワとなるものですが、
わりとよくある状況ともいえます。
だって慣用句になっているくらいですから。


つまりみんな、
この五里霧中の意味があらわすような
どうしたらいいか分からない状況を
多かれ少なかれ経験していると考えられます。


だから、
「もう分かんねー、きいいいっ」
と、その辺のものをぶち投げて
やけっぱちになりそうな時でも、

最初に言った例のように椅子にでも腰かけて
「まさに五里霧中…!」
とか言ってみると、なんとなく

「ああ、この状態は慣用句になるくらい
みんな経験しているのだろう、
だったらどこかに解決策だってあるはず!
と、ほんのちょっとだけ思えたりします。


まあその効果はしょせん
「ほんのちょっとだけ」でしょうけれど、
簡単にできることなので試しにやっているといいかもしれませんね。

すくなくとも物投げたり誰かにやつあたりするよりは
いいんじゃないかと思いますので、
この言葉の意味も知っておくと少しは役立ってくれそうです。

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