釈迦に説法の意味と使い方、恥ずかしいことにならぬように

これはウッカリするとやってしまいそうで
しかもやってしまうと
とても恥ずかしいことです。

釈迦に説法


仕事で新しくやってきた人に
ものを教えないといけない時など
肝に銘じておく必要があるでしょう。

また、その意味から
使い方は主にふたつありますので
それについても述べていきます。


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どういうことか


釈迦に説法とは
とても詳しい人に、ものを教えている
という意味です。



お釈迦様は仏の道を説いた人。
その方に向かって教えるなんて

「自分はお釈迦様よりも仏の道に詳しい」
といっているようなもので
勘違いもはなはだしいことになります。


例えば高校で、
新入部員に得意になって技を教えていたら
実はその新入部員は、中学時代、
全国大会に出るほどの持ち主だった、

といった場合。

もちろん自分が高校の全国レベルの実力なら
問題ないですが、それほどでもなかった場合、
教えている相手のほうが上手かったりします。

これは、傍目から見ればとても滑稽な様子。
こういったことを釈迦に説法と言います。


使い方は主にふたつ


意味としては、先ほど述べた通りですが
実際の使い方としては、つぎのようになります。


ひとつめは
自分よりよく知っている人、上手い人に
ものを教えている愚かさを例える時。



新しく入って来た社員が
超一流の営業マンだったとします。

ここで、中途半端な実力しかない人が
新しく入って来た人だからと、
その超一流の人に営業のイロハを教えていた場合、

「その人に営業を教えるのは
釈迦に説法だから止めたほうがいい」

というように使います。


もうひとつは
とても詳しい人に、
ものを教えないといけないときに
謙遜してものを言う場合。


例えばあなたが、
先ほどの超一流の営業マンに
この会社のやり方を教えることになったとします。

その人は、この会社についてはまだ良く知らないため
自分が教えないといけませんが、
営業の実力そのものは相手のほうが上だった場合、
とても教えにくいものです。


こんなとき
「あなたに教えるのは釈迦に説法ですが…」
といった風に付け加えると、
相手に失礼のないように教えることができます。


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この言葉が大事なわけは


釈迦に説法の意味自体は
特にむつかしいものではありませんが
なぜこれが大事なことかというと

つい、自分よりも詳しい人、
相手が知っていることを
教えてしまいそうになることがあるからです。



例えば、物事に少し詳しくなったときは
ちょっと嬉しくなって、
それを誰かに教えたくなるものです。

そんなとき、となりに誰かがやってきたら
つい得意になって教えてしまったりしがちです。
相手の力量もたしかめずに。


小さな幼稚園児が大人相手に
「電車ははやいよー」と
覚えたてのことを教えてるような感じですね。


この場合、大人は幼稚園レベルのことを
教えられていることになりますが

「電車がはやいのくらい知っているわ!」

と、普通は怒ったりしません。

まあ、幼稚園児のいうことだからと思いながら
「へえ、そんなことを知っているんだ、すごいねー」
とニコニコ笑っていることでしょう。


これと同じで、相手が達人レベルの実力者の場合、
あなたがウッカリ中途半端な知識を
ひけらかしたとしても、
本気で怒らないことが多いです。


「なるほど、そうなのですね」
みたいな感じで流されたりします。


このため、
自分が釈迦に説法の愚を犯していることに
気が付かなかったりします。

得意になって誰かに教えているときこそ
この言葉の意味を思い出してみるといいでしょう。



それともうひとつは
相手が本当に達人かどうか分からないとき
ですね。

能ある鷹は爪を隠す、というように
本当に実力がある人は意外と静かなものです。


なので
「この人何にもいわないけど、知っているのかな?
それとも知らないから黙っているのかな?」

なんてことになるのですが、そういった場合でも、
「もしかすると釈迦に説法かもしれませんが」

と話を切り出すと、
仮に相手が知っていることを話してしまっても
問題ないでしょう。


このように、釈迦に説法とは
知っている人に教える愚かさを戒める意味だけでなく
人間関係に役立てる使い方もあります。


似た意味のことわざには
孔子に悟道
極楽の入り口で念仏を売る
河童に水練
猿に木登り

などがあります。

よくよく見ると、へんなたとえばかりですね。
面白いので、別記事でまとめてみました。
釈迦に説法の類語はへんなのばっかり

英語の表現はこちら。
釈迦に説法は英語だとこんな言い方に
こちらも面白いものがあります。

たまにはこういった、たとえを使うのも
よさそうですね。

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