石橋を叩いて渡るの意味と英語,「渡れ」じゃないのに注目

慎重にやることの表現として
非常に有名なのが、

石橋を叩いて渡る

ということわざ。


ほとんどの人が意味を知っているので
いまさら説明不要かもしれませんが

それだけに、幅広い場面で使わており、
慎重さが大事なのかそうでないのか
よく分からない部分もあります。

今回は、このことわざの意味と使い方、
また、英語の表現方法についても述べていきます。


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単純な意味としてはこうです


石橋を叩いて渡るとは
とても慎重に、用心深く
物事をやるという意味です。

まあ最初に言いましたか。


吊り橋とかだったら
不安になって壊れないか確かめながら
渡るでしょうけれども
石やコンクリートでできていたら、
普通はそんなことはしません。

しかし、
橋の真下でワニとピラニアが
口を開けていたら、

念のため、となるでしょう。


このように、絶対に失敗できないことは
「石橋を叩いて渡るくらいに慎重に」
やる必要があります。

また、慎重な性格の人を
「あの人は石橋を叩いて渡る人だから」
と表現することもあります。


口語的な表現としては
石橋を叩く、と前半部分だけ言うこともあります。

途中で省いているので正しい使い方かは分かりませんが
一般にはこれでも意味は通じます。

それだけ有名な言葉ということですね。


面白いのは
石橋を叩いて「渡れ」ではなく
渡るとしているところですね。

このため、次のような解釈も成り立ちますし
実際にそのように使われることもあります。


もうひとつの使い方


慎重にやるのは大事なことではありますが
度が過ぎるのもよくないです。


ワニもピラニアもいない普通の橋で
いちいち叩いて確かめながら歩いていたら
意味がないばかりか遅刻してしましますし、
見た目にも滑稽、

こういった、慎重すぎる人に対して
「あの人は石橋を叩いて渡るような人だから」
と、呆れて使うこともあります。



一般に、慎重さは大事なこととされるものの、
慎重すぎても臆病になってしまったり
物事が進まないのでよくない、

このことわざは、このように
両方の意味として考えられるのが面白いです。


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英語では


有名なことわざ、慣用句というのは
英語でもまったく違う言葉で
同じような意味になっていることがあるのですが

石橋を叩いて渡るの場合、
英語で似たニュアンスとしては
Look before you leap.
(跳ぶ前に見ろ)

Hear twice before you speak once.
(話す前に二度聞け)

といったものがあります。

これらの言い方は
日本語での意味よりも
慎重さを大事にしていますね。


反対に、慎重すぎるのを戒める意味では
He who hesitates is lost.
(躊躇すると好機を逃がす)

という言い方があります。


やっぱり英語圏では、あいまいな表現をせず、
はっきりとしていますね。

アメリカでは
「石橋を叩いて渡る」とだけ言っても

「だから何だ? 君の言うことは分からない。
はっきりと言いたまえ!」


となってしまうのかもしれません。


ちょっと変わった言い方としては


最後に、本来の使い方ではありませんが
面白いものとして

石橋を叩いて割る
石橋を叩いて渡らない


なんて言い方もあります。
あるっていうか、あるのかないのかは知りませんが
とにかく、こういう言い方もわりとされます。


これはおそらく
石橋をたたいて渡るという言葉が
あまりにも有名になりすぎて
インパクトがなくなったため、

さらに大げさな表現として、
いつの間にか言われるようになったものでしょう。

どちらも慎重すぎる失敗です。
まあ、分かりますか。


渡るべき橋を自ら壊す、
渡れるか確かめるために叩きながら
結局渡らない
ということから

何の意味もないことをしている人に
ツッコミを入れる意味でも使えそうです。

ただしちゃんとした言い方はあくまで
石橋を叩いて渡る
なので、そこはご注意を。


いずれにしても
過ぎたるは猶及ばざるが如し、とも言いますから
何事もほどほどにしたほうがいいということですね。


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