他山の石とはどんな意味か知らないととんでもないことに

これは知っている人は
あまりいないかもしれません。

他山の石


それほど聞く機会はないですが
それだけに突然だれかに言われると

「??」

となりますし、
また、うっかりとした使い方をしてしまうと
とんでもない意味になる
危険な言葉でもあります。


用心のためにも
ちゃんと知っておくといいでしょう。

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人のふりみて…


他山の石とは、(たざんのいし)
他の人のつまらないことや失敗も
自分の知恵として活かすことができる

という意味です。

ようは
人の振り見て我が振り直せ
ということですね。

由来は中国最古の詩集である『詩経(しきょう)』の
小雅・鶴鳴(しょうが・かくめい)という部分、

ここにある
「他山の石を以て玉を攻むべし」
(たざんのいしをもってたまをみがくべし)
という言葉からきています。

これだけだと
なんのこっちゃですね。


補足していきますと

他山とは、よその山。
ここでは他人という意味です。


石は、ここではつまらないもの
ということです。

故事成語では
玉・・・宝石など立派なもの
石・・・そのへんに落ちているつまらないもの

という対比がよく使われます。


つまり、他山の石とは
「よその山のつまらない石」
「他人のつまらないところや行い」

という意味になります。

そういったつまらないものでも
立派な玉をみがくのに使えるのだよ
ということで、

他人の失敗も自分の役に立つ
ということになります。

なお
他山の石を以て玉を攻むべしは
「たざんのいしをもってたまをおさむべし
と読むこともあります。


どのような使い方をするか


他の人の失敗や不祥事を見て
ひとごとと感じず、
自分のいましめとする場合に、

「あの事故を他山の石として、
自分も気を付けよう」


「彼の失敗を他山の石としよう」

といった使い方をします。


これが正しい使い方なんですが、
次にのべるような
誤用もよくされてしまっているので
気をつけないといけません。

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こんな使い方はまちがい


この他山の石とは
じつに誤用されやすい言葉でもあります。


もっとも多く、そしてマズイことになるのが

「他人のいいところを見習って
自分のためにしよう」
という、反対の意味としてしまうこと。


どのようにマズイのかというと
たとえば偉い人に向かって

「あなたの行いを他山の石として
自分も精進してまいります!!」
などといってしまうことです。

これだと
「あなたのくだらない失敗をしないように
自分は気をつけます」

という意味になってしまいます。

上司や、尊敬する人にこんな使い方をしてしまうと
目も当てられません。


なんとなく「石」という漢字が
「石の上にも三年」みたいに立派で
上司のウケがよさそうなのでは?

みたいな感じで
適当に使ってしまわないようにしましょう。


また、それよりはマシですが

他山の石とは
自分とは無関係のできごと
というのも間違いです。


文字の雰囲気から
そのような意味にもとらえてしまいそうですが
それは対岸の火事ということです。


他山の石とは、こういった違う意味で
使われることがあるので
気をつける必要があります。


無理に使う必要はないかもしれませんが


ということで
こういった、誤用されがちな言葉は
あえて使うこともないかもしれませんが
意味としてはとても大事なことをいっています。

人の振り見て我が振り直せ、
とよく言われるのは
それだけ自分では失敗に気づきにくいからです。

なので他の人をみて自分の行動をみなおす、
ということで他山の石という言葉も
覚えておいて損はないでしょう。


類語は、先ほどのべた
人の振り見て我が振り直せ
ですね。

実際にはこちらのほうを
使うことが多いでしょうが
たまにはあえて「他山の石」という言葉を
使ってみるのも面白そうですね。

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