画竜点睛を欠くの意味、言うのはいいが言われたら注意!

だれかに言われたら要注意なのが

画竜点睛を欠く

言葉の響きはいいのですが
「を欠く」という部分が気になりますね。
先輩や上司にこれを言われたら
何かしらの注意点があるということです。



ただし、単に
画竜点睛ならば、
これはとくに悪い意味にはなりません。

今回は、この慣用句の意味についてです。

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どういうときに使われるのか


画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)とは、
物事のいちばん大切な部分が出来ていない
ということです。



「ほとんどカンペキに出来ているのだけど
ここだけが出来ていない」
という「おしい!」という意味で使われる場合と

「肝心な部分が出来ていないため、
全部が台無しだ
という、きびしい意味で使われることがあります。


ただ、どちらの場合も
「大事な部分ができていない」
ことには変わりませんから
あまり良くないことには違いありません。


仕事は完全にできたけど報告を忘れたとか、
見事なメールを書いたけど、名前を間違えた
などですね。

一方で「それ以外の部分はできている」
ということでもありますから、
その大事な部分さえ直せば
よいということになります。


また、自分で何かが気に入らないときも
「これができてきないと画竜点睛を欠くなあ…」
ということもできます。


注意する点は


「画竜点睛を欠く」の意味は上記の通りですが
この慣用句で注意するのは

・読みまちがい
・書きまちがい


です。

どちらもひっかけ問題かのように
まちがえやすいので注意がいります。


まず、読み方についてですが
「がりょうてんせい」で、
竜の部分を「りょう」と読むのです。

ふつうは「りゅう」と読むので
非常に間違えやすいところ。

「がりゅうてんせい」でも
間違いでもないのかもしれませんが
少なくとも辞書には
「がりょうてんせい」と載っている
ので
このように読んだほうがいいです。


次に、書き方についてです。

まず、画竜点睛を欠くの「睛」の字、
右下の部分が「円」になっています。


「睛」は瞳(ひとみ)という意味の漢字、
つまり目の真ん中の部分のことですが
これもふつうは使わない字ですよね、

おまけに「晴」という字とそっくりで
読み方も同じ「せい」で、
とてもまぎらわしいです。



書きまちがいナンバーワンは
この「睛」を「晴」としてしまうことですが

他にも
「竜」を「龍」
「欠く」を「書く」「描く」

としてしまうこともあるので
気をつける必要があります。


では「画竜点睛」とはなんのことか?

これは、次に説明します。

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もともとは中国のことば


画竜とは「竜の絵をかく」、
点睛とは「瞳(ひとみ)をかく」

という意味です。

由来となったのは
『歴代名画記(れきだいめいがき)』
という書物にある話で、


張僧繇(ちょうそうよう)という絵の名人が
寺の壁に竜の絵をかいていた。

そして、最後に目をかいて完成させると
その絵は本物の竜になって
天高く舞い上がっていった。


というものです。


したがって「画竜点睛」だけだと
物事のいちばん大事な仕上げの部分
という意味になります。


なので
「つくるべき資料もほとんど出来上がった
あとは画竜点睛ともいうべき発表だけだ
がんばるぞ!」


といった使い方もできます。


あと一歩!ということにならないよう


由来となった話では

「目を入れると
せっかくかいた竜が飛んで行ってしまうので
かかないでおこう」

と、わざと目をかかないままにしていたのですが
実際には画竜点睛を欠くことのないように
注意する必要があります。



とくに大事な部分がむつかしかったりすると
つい後回しにして、そのまま忘れてしまい
「画竜点睛を欠く」ことになるのは
あんがい多いケースです。


また、うまくいかないとき、
自分自身が納得できないときも、

「どうも、画竜点睛を欠く」

なんていえば、むつかしい仕事を
しているような雰囲気が出てくるので
使ってみるのも面白いですね。


慣用句のなかでも
・使う場面がわりと多い
・意味が多くの人に知れわたっている

ので、使いやすい部類といえるでしょう。

なので表現力をあげたければ
積極的に試してみるといいです。


類語には
仏作って魂入れず
というものがあります。

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