花より団子(はなよりだんご)の意味と使い方の注意

わりとよく聞く言葉で
なんとなく心がなごむのが

花より団子



「食いしん坊」みたいな感じで
使われることが多く
語感もあいきょうがあります。

なので、つい使いたくなりますが
失礼な意味にもなる言葉ですので
使い方には注意が必要です。

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どういう言葉なのか?


直接的な意味としては

花より団子(はなよりだんご)とは
ながめるだけのものよりも
食べられるもののほうがよい

ということです。

そのまんまですね。


よく使われる例は、やはり花見です。

春うららかな陽気の中、
満開のサクラ並木をあるいていると
なんとも幸せな気分になるものですが

「そんなもの興味がない」
という人もいるじゃないですか。


そういった人が花見に呼ばれると
サクラなんかまったく見ずに
用意された食べ物やお酒を
飲み食いするだけで、たんなる宴会になります。


こういった人をさして
「あいつは花より団子だなあ」
と言ったり

また、そういった人が自分で
「俺は花よりだんごだから、
食べるほうが好き」

と言ったりします。


単純な意味としてはこれだけですが、
この言葉には、
つぎのような隠れた意味もありまして、

こちらのほうがむしろ大事だったりするので
注意が必要です。


風流を味わえない人


花見を主催した人が花好きで
とても綺麗な花見スポットを見つけたとします。

それで、あつまった人から
「おお、きれいな花だ!」
「心が洗われる!」
「さすが○○さん!」


みたいな反応を期待していたのに
みんな一心不乱に食べ物を
食べてばかりだった場合。

こういったときに
「みんな、花よりだんごなんですね…」
と言うと、それは
「花の美しさがわからない無粋なヤツラめ」
みたいな意味が含まれていたりします。


また、花にかぎらず
絵画、音楽などの芸術作品に
理解をしめさない人
をさして
花より団子ということがありますが

こういった場合も
風流がわからない
芸術を理解できない


といった、
あまりよくない意味が含まれています。

また、
「私はどうも花より団子なもので」
というように

自分は未熟でものの価値がわからない
という謙遜の意味で使うこともあります。


こういった使い方をされる言葉なので
自分にたいして使うならまだしも
人にたいして「花より団子」というのは
場合によっては失礼にあたることもある
ので
注意が必要です。

とくに上司や先輩に対しては
基本的に使わないほうがよいです。

ただし、つづきで述べるような使い方を
されることもあります。

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実利主義として


花や芸術作品にふれるのもよいですが
あんまりくわしく説明されても
面倒なこともあります。

「この花はこれこれこうで…」
「この作品にはこういった由来があって」

など、
興味がある人には面白い話でも
聞かされるほうはサッパリ

なんてこともあります。

こういった場合
「いやあ、私は花より団子なもので
むつかしいことは分かりません」


と笑いながら言えば、
ウンチクを語られるのを
やんわりとことわることができます。


また、よけいな形式、見た目を気にせず
実質を重んじることとして
花よりだんごという言葉が
使われることがあります。

「表彰されるよりも
認められていろいろな仕事を
させてもらえるほうが嬉しい」
というような場合ですね。

ただしこの場合、
名を捨てて実を取る
といったほうが、かっこいいでしょう。


親しい仲で使うのはよいですが


ということで、
この花より団子という言葉
意味は簡単ですが
じっさいには使う場面を少々選びます。

・芸術作品が好きな人のこだわり
・それを理解できない人の劣等感


これらは両方とも案外深いものですから
うかつに「おまえは花より団子だなあ」
なんていったら、
相手は気分を害するかもしれません。

あと花好きの人とダンゴ好きの人も
気分を害すかも。


なのでこの言葉は
親しい相手をからかうぐらいの意味、

おしゃれな雰囲気のカフェで
ひたすらパフェを食べている子に
おでこをつつきながら
「花よりだんごなんだからコノウ」

……ぐらいの使い方が
ちょうどいいんじゃないでしょうか。


まあ、これにしたって
相手が体重を気にしていたりすると
ケンカにならないともかぎりませんし、
使う相手、場面には注意ですね。


類語には
名を捨てて実を取る
見栄張るより頬張れ
花の下より鼻の下
華(か)を去りて実に就(つ)く

などがあります。

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