少年老い易く学成り難しはそんなに暗い意味のことわざじゃない!

これは見ようによっては
けっこうコワイコワイ!
ということわざです。



少年老い易く学成り難し
(しょうねんおいやすくがくなりがたし)


私のようなのんびりした人間には
ドキー! とくるのですが、
おそれてばかりいてもしょうがないので
意味ついてのべていきます。


説教くさいことこの上ないことわざで、
正直「うへー」と思うかもしれませんが

そんな人こそ、いつか心にじんわり
しみることになるかもしれませんので

いやがったりせずに、
頭のかたすみにでも覚えておくといいでしょう。

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こういうことわざです!


少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)とは、
若い人でも、すぐに年を取ってしまい
何かを学ぶのはむつかしいものだ、という意味です。


また、だからこそ、
今から時間をむだにせず、しっかりと学んでいこう。
という意味あいもあります。


ようは
「勉強しなさい!」
ということですね。
まるで口うるさいお母さんのようなことわざです。

思わず「わかってるよ、もー」
とか言いそうになりますが、
それでは話が終わってしまうので、
もう少しすすめます。


なぜよく言われるようになったのか


ふりかえると
この「わかっているよ!」は
あんまり分かっていないことが多かったです。
正確に言えば、わかっているつもりだったというか。


少年老い易く学成り難し、は
「老い」なんて漢字があるため、
なんだかおじいちゃんおばあちゃんになってから思うもの、
遠い未来のお話という気がしますが、

そんなに待たなくても
期末テスト、夏休みの宿題など、

「まだまだ時間があると思っていたら
あっという間に期限がすぐそこ、
やべーなんにもやってない!」


なんてことで、
ぞんぶんにその意味を味わうことができます。


こういうのは、ちびまる子ちゃん並みの
計画性のなさまる出しで、
ちょっと恥ずかしいですが、
私はそういう人間でした(というか今でも)。

なので少年老い易く学成り難しというのは
数か月、数十日というあいだでも
そのおそるべき意味が
わりと実感できちゃいます。



もっと言えば、

「明日テストだからこれだけは見直しておかなきゃ」

と思っていながらつい他の事をしていて
気がついたら真夜中だった、
なんてこともありますから、
その気になれば(?)1日で体験できることわざです。


それでも期限があれば、
いやでもその時までにやることになりますが
そうでない場合、極端な言い方をすれば

「これは是非やっておくぞ! がんばるぞ!
あ、でもちょっとだけ後で」
と本をとじた瞬間、
おじいちゃんやおばあちゃんになっている
ということも考えられます。

極端に言えばですよ。


でもたとえば、はるか昔に
「いつか英語をおぼえるぞ」
と決心したきり、今にいたるまで出来ていない
という人は、けっこういると思います。

このように考えると
少年老い易く学成り難しの意味も
そんなに遠い未来のお話ということでもないですね。


まあみんながみんな、そんな先延ばしに
してばっかりの人間ではないでしょうけれども

8月31日に夏休みの宿題を
家族総出で手伝ってもらいながら
あわあわとやっている、ちびまる子ちゃんが
あんなに共感されて人気があるんですから、


そういう人はたくさんいるということですよね。
そうですよね?

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それでもあきらめないように


でも、これだけだと
少年老い易く学成り難しとは、
なにもしないまま年とってしまった、
ダメだなあ、という
すくいようのない意味になってしまいます。

これではなんのために
このことわざを覚えるのか分かりませんので
もうちょっと続けます。


できれば、意味だけでなく、
少年老い易く学成り難しの由来について
少し知っておくといいでしょう。


由来について


もともとこのことわざは、
漢詩(中国の詩)からきています。

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
いまだ覚めず池塘春草の夢
階前の梧葉すでに秋風


うむ。


これだとちょっと意味がわかりにくいので
簡単にいえば

「春に、池のほとりの草がゆらぐ、
そんな夢をみていたと思っていたら
もう秋風にふかれて階段に葉っぱが散っているよ。

わかいと思っていてもすぐに年とるなあ、
学問を身につけるのは大変だ、
ちょっとの時間も大事にしないと」


厳密な現代語訳とは
ちょっと違いがあるかもしれませんが
ことわざの意味から考えると
だいたいこんな感じになると思います。


で、一見すると、この詩は
「勉強たいへんだ、むつかしい」
みたいな、しょんぼりとした内容にもとれますが、

よく考えると、時の流れを感じつつ、
「まだまだがんばるぞ」
という解釈もできそうです。



じっさいに、これを書いた人は
こうやって立派な詩を後世のわたしたちに
残してくれているのですから
そんなに悲観するようなこともないでしょう。

ちなみに、これは
中国の朱熹(しゅき)という人が書いた
偶成(ぐうせい)という詩だとされています。

(ただし、現在では違うのではないかという説もあります)


どうせなら前向きに


ということで、
少年老い易く学成り難しとは

時がたつのははやい、
何かを学ぶのはたいへんだ、

という意味です。


こういうことわざを耳にすると、つい、
「勉強ってむつかしいから、わたしには無理だ」

みたいな感じになりやすいですが、
そうではなく、

「ちょっとでも時間をたいせつに」
という意味の解釈をすれば
座右の銘にもできる、よいことわざだと思います。


未来に対する不安というのは
いつでもあるものですが
人事を尽くして天命を待つ、なんていいますし、

今できることをできるだけでもやっておけば
将来は意外となんとかなるものです。


類語ですが、
時間の大切さをあらわすものとして
一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
というものがあります。
類語というか、いまさっき出てきた詩の一部ですね。


あと、有名なものとして
光陰矢の如し(こういんやのごとし)
歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)

があります。

「光陰」とは月日のこと、
上の記事でもふれていますので
あわせてご覧いただければと思います。

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