馬の耳に念仏の類語が大量に見つかったのでまとめました

いくらありがたいことを聞かせても
まるで効き目がないという慣用句、

馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)


この言葉の類語がたくさんあって
調べればあとからあとから出てきます。


「話を聞いてもらえねー!」
「良いものなのに理解してもらえないよー!」

という悩みは昔からあちこちであったからなのか?

あるいは動物を使ったたとえが面白かったので、
あとからあとから作っちゃったのか?
それは分かりませんが、

とにかく結構な数だったので
こちらの記事でまとめてみました。


なお、馬の耳に念仏そのものの意味については
こちらをご覧ください。
馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)の意味はこんなめんどうなこと!

類語について調べる方は、このまま続きをどうぞ。


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良いものの価値を分からないという意味


類語といっても
ちょっとずつ違いがあったりするのですが
まずは「馬の耳に念仏」と一番近い

「せっかく良いものなのに、受け取る側が理解できない」
という意味なのはつぎのもの

猫に小判(ねこにこばん)
豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
犬に論語(いぬにろんご)


これらは、かなり有名ですし、
実際に耳にすることも多いことでしょう。


基本的にどれも同じ意味ですが
しいて言うならば、

「猫に小判」と「豚に真珠」
モノに例えているので、
高級なワイン、むつかしい芸術品など
良い品物を理解しない、
という使い方をすると
分かりやすいでしょう。


いっぽう、「馬の耳に念仏」「犬に論語」
唱えるものであったり、話すもの
(「論語」は書物ですが、価値があるのは
本そのものというより、そこに書かれている内容なので)

いい話をしてもまるで分かってくれない
聞いてくれない
、という使い方をすれば
よいのではないかと思います。


また、どれも動物にたとえてる慣用句ですが
豚や犬は、人をバカにするときに
使われることが多いので、
より「愚かなヤツめ」というようなニュアンスが強まります。


「お前がこんな立派な時計をするのは、猫に小判だ」
といえば、あいても場合によっては冗談と受け取って
「えへ」とか言ってくれるかもしれませんが
「豚に真珠だ」といえば、高い確率で怒り出すでしょう。
このあたりは注意がいりそうです。

同じ意味の慣用句でも、
印象はそれぞれ少しずつ違いますね。


類語は他にもいろいろあって、
ちょっと辞書をひいただけでも

兎に祭文(うさぎにさいもん)
牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
牛に説法馬に銭(うしにせっぽううまにぜに)
犬に念仏猫に経(いぬにねんぶつねこにきょう)
豚に念仏猫に経(ぶたにねんぶつねこにきょう)


などがごろごろとでてきます。
こんな言い方もあったんですね。


最後のなんて犬か豚かの違いだけなので
どっちかでいいんじゃないの?
と思わなくもないですが、
ごていねいに両方載っていたりします。


個人的に気に入ったのは「牛に対して琴を弾ず」で、

なんか、広い草原で琴を弾いていたら、
周りには誰もいなくて、牛だけだった、みたいな、
牧歌的なのかシュールなのか
よくわからない情景を想像してしまって楽しいです。



あと探せばこんな言い方も。

犬に小判(いぬにこばん)
馬に経文(うまにきょうもん)
牛に経文(うしにきょうもん)
牛に麝香(うしにじゃこう)
猫に胡桃をあずける(ねこにくるみをあずける)
猫に石仏(ねこにいしぼとけ)
猫に念仏(ねこにねんぶつ)



ここまでくると、類語というか、
単に言い間違えただけじゃないの?
なんていうものすらあります。


「動物+価値のあるもの」
を組み合わせれば、いくらでも作れそうですね。
さがせばもっと出てくるんじゃないかしら。

ちなみに、麝香というのは
香料の一種で、昔から貴重とされてきたものです。

猫に胡桃をあずけるというのは
猫好きにはたまりません!
にゃあにゃあ!


これだけでもかなりの数ですが
意味を広げると、さらに類語があります。

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ぜんぜん効き目がない! というもの


馬の耳に念仏と、
やや意味に違いがでるかもしれませんが
「いくら言っても、まるでこたえない、
押しても手ごたえがない」

というのは次のもの。

馬耳東風(ばじとうふう)
柳に風(やなぎにかぜ)
暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
豆腐に鎹(とうふにかすがい)
糠に釘(ぬかにくぎ)
蛙の面に水(かえるのつらにみず)



どれも面白いです。
豆腐にかすがいとか、ヌカにクギとか
冷静に考えれば、かなりバカバカしいことです。
よくこんなの思いつきますね、


また、こちらの場合、内容の価値があるなしに関係ないので
「くだらない話には耳を貸さない」
という使い方もできそうです。

「ごちゃごちゃうるさい人たちの言うことなんて
柳に風、わたしは気楽にいくのです」


という言い方をすれば、
なんとなく、カッコウいいですね。


ただしこれらのことわざも
「話を聞かないダメなやつ」
という、馬の耳に念仏と同じような
使い方をされることもあります。

それに人の話を聞かないというのは
ナルシストのような自己満足ばかりしている
イタい人と紙一重なので

あまり得意になって使いすぎないほうがいいでしょう。


ほかに類語としては

馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
泥に灸(どろにやいと)
牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
鹿の角を蜂が刺す(しかのつのをはちがさす)
石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)


という言い方もあります。
ほんと、あとからあとから見つかります。


これらを見ると、柔らかすぎてもカタすぎても
効き目がなくなっていくということですね。
なんだかこれだけでも人生の教訓が得られそうです。


あと辞書で類語としては載っていませんでしたが
宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)
これも価値あるものを使いこなせていないという点では
ある程度ちかい意味と考えられるでしょう。


これだけたくさん類語がある慣用句もめずらしいですね。
まあそれだけ使う機会が多いからかもしれません。


もっとも「泥に灸(どろにやいと)」とか言っても
「???」となって意味が通じない可能性もあるので

じっさいに使えるのは、最初のほうに
のべたものということにはなるでしょう。

それでもこれだけたくさんあると
気に入ったものを使えるので
ちょっと面白そうではあります。

わたしとしては猫を使ったものがいいですね。
でも憎たらしい相手を猫にたとえるのは
ちょっとくやしいので、
やっぱり「豚に真珠!」とか言ってしまうかも。

まあこれはこれで豚には申し訳ない話かもしれませんが。

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