雲泥の差の意味、月とすっぽんと似ているが少し違う

わりとよく耳にしますが
字をよく見ると意味が分からなくなるのが

雲泥の差


みんな自然に使っているぐらい
馴染みのある慣用句ですが
雲と泥の差ってどういうことなんでしょう。

それと、類語である
月とすっぽんとの違いについても
述べていきます。


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言葉の意味と理由


雲泥の差(うんでいのさ)とは
とても大きな違いがある、という意味、


類語として天地の差というのがあって、
これは天と地、つまりまったく反対なほど
違いがあるということですが、雲泥の差も

雲は空(天)にある、
泥は地面(地)にある、


ということで、同じ意味になります。


なんとなく雲と言えば太陽、泥といえば土や水
といった対比で考えることが多かったので
「雲と泥」ってどういうこと?
と思ったのですが、こういう意味なんですね。

かなり古い言葉のようで
古典にも出てきたり、
芥川龍之介や太宰治といった
文学作品でも使われる慣用句です。


使い方は


天の雲と地の泥という
なんとも大仰な言い回しではありますが
ようは大きく違うというだけの意味ですから
さまざまな使い方ができます。



誰かをほめたり、謙遜したりする時に
「彼は立派な人物で、僕とは雲泥の差だ」
と言えば
「彼は僕とまったく違って立派な人物」
という意味になりますし、反対に

「あいつはまるでだめだなあ、
君とは雲泥の差だよ」

と言えば
「あいつは君よりはるかに劣る」
ということになります。


わざわざこんな言い方をしなくても
単に「まるで違うよ」と言えばいいじゃないか
と思われるかもしれませんが、

あえて「雲泥の差」と言うことによって、
聞いた人の頭には

空に浮かぶ美しい雲
地面のドロドロの泥


これらを思い浮かべることになり
その対比がはっきりとイメージできます。


泥は「泥臭い」「泥沼」など
よくないことの代名詞とした使い方をしますし、

反対に雲は「空に浮かぶ自由な雲」
みたいな感じでよいものとして
考えられることが多いので

たとえば発破をかける場合でも
「いま頑張っていると、結果に雲泥の差が出るよ」

と言えば、単に
「頑張ったら結果に差が出るよ」
というよりも、
こういった言葉のイメージが手助けとなるので

「泥にまみれるより雲のほうがいい」
といった感じで、より印象的になってくれます。


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月とすっぽんとの違い


類語としてよくあげられるのが
月とすっぽんです。


こちらも空の月、地面のすっぽん(亀)と
まったく違うもの対比なので
たしかに「雲泥の差」と近い意味です。


ただ、月とすっぽんは
「同じように丸い形をしているのにまるで違う」
という意味なので

「同じ学校の生徒なのに成績がまるで違う」
というように、何かしらの共通点がありながら
実際にはまるで違うような場合に使います。


それに対して、雲泥の差は
雲と泥なので、共通点も何もない
とにかくまるで違う
、ということになります。

似た意味ではありますが
やはり雲泥の差のほうが月とすっぽんよりも
使いやすいですし、実際によく聞きます。


その他に類語としては

提灯に釣鐘

というものがあります。
「雲泥の差」というのは良く使われる慣用句なので
たまにはこういった違う言い方をしてみるのも
面白いですね。

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