鉄は熱いうちに打てとはこんな意味で使い方もいろいろ

特集記事!あなたは大丈夫?誤用しやすいことわざや慣用句

なかなか力強い印象のある言葉です。

鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)


だいじな場面でバーンと使ってもかっこいいですし、
日常のちょっとしたことに冗談で言うのも面白そうです。
けっこう幅広く使えそうなことわざですね。


意味もとくにむつかしいものではないと思いますが
一応注意したほうがいい点もあるので
確かめていきたいと思います。

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なるべく早いうちにやろう、ということ


鉄は熱いうちに打てとは(てつはあついうちにうて)
ひとは若いころのほうがもの覚えがいいので、
早いうちに物を覚えたり
教育したほうがいいい、ということわざ、


また、もうひとつの意味として
物事はタイミングが大事なので
よい時期をのがさないようにするべき、

というのもあります。



「若いほうがもの覚えがいい」というのは
生きていくにつれ、多くの人が実感することでしょう。

こどもは九九とかすぐに暗記できますし、
漢字だって小学生のうちに何百と覚えます。

中学高校でも英単語をどっさり暗記、今から考えると、
よくあんなことをやっていたなあ、というぐらいです。


しかも子供のころ、若いときに学んだことは、いつまでも忘れません。

小さいころに読んだ本のフレーズや
ゲームの攻略法とか、いつまでも覚えていたりしますからね。
若いころはそれだけ物をよく覚えられるということでしょう。


「おれは子供のころからもの覚えが悪くて勉強なんてできなかったよ!」

という人もおられるかもしれませんが、
それでも大抵の人は九九ぐらいなら覚えているわけですし漢字も知っています。

九九なんて文字通り99個の数字のられつのようなもので
そんなの大人になってから覚えるのは一苦労で、
それを子供のころはみんなやっているわけですから、
やはりたいした記憶力だと思います。



はんたいに、
年を取るとだんだん覚えるのがむつかしくなってくるのは
ガンコなじいさんなどを思い浮かべればイメージできます。


「わしの言うことが正しい!」
といった感じで、ひとの話をまるで聞かない、
つまり何も覚えようとしない、覚えられないということですね。

もちろん、みんながみんな、
年を取るとそんな風になるわけではありませんが、
一般に、年齢とともに物を覚えにくくはなるでしょう。


だからこそ、
「鉄は熱いうちに打て」と習い事でもなんでも
なるべく早いうちがいいということになります。




わたしの経験ですが、算数や数学はわりと勉強したので
いまでもパソコンでプログラムは得意な反面、
英語はなまけていたので、外国語の本とかなかなか読めません。

こういうのを考えると、
鉄は熱いうちに打てという意味がよく分かります。


もちろん子供のころにかぎらず
おとなになってからでも、なるべく若いうちから
どんどん覚えたほうがいいということでもあります。



また、次のような使い方をすることもできます。


こんな使い方もできるよ!


もうひとつの意味として、鉄は熱いうちに打てとは先ほどのべた通り、
「ものごとは時期がだいじなので、
好機(上手くいくタイミング)を逃さないようにするべき」

というのもあります。

なんだか三国志などの歴史小説に
登場する人物が言いそうな、かっこいいセリフですね。
ここぞという戦いの前や、大事は話し合いの前に言ったりしてますね。


これはなにも、一大事のような場面にかぎらず、
鉄は熱いうちに打てとは、つぎのような時にも使えます。



たとえば、いつも仕事が終わってから
ガミガミ怒って残業ばかりさせる部長がめずらしく

「きょうは仕事おわりにして飲みに行こう、わしのおごりだ!」
と威勢よくババーンと言って、行こう行こうとなったとします。


このとき、へんにまじめな同僚のひとりが
「いや、ぼかぁ中途半端に仕事をのこして行くのはいやでしゅよ!
もうちょっと待ってくださいでしゅ!」

とかいって、もたもたしていると
いつまた部長の気が変わるか分からないので、そんなとき

「鉄は熱いうちに打て、だ!
そんな仕事は明日にして、今すぐいくぞ!」

と言うことができます。
ちょっとくだらないですかね。
でも使い方としては間違っていないでしょう。



日曜日にめったに外に出たがらない
なまけもののお父さんでも、

「今日はどこでも連れて行ってやるぞ!」
たまにはこんなこと言ってくれるじゃないですか。

そんなときも、もたもたしていると
おもしろいテレビ番組が始まったりして
お父さんの気が変わらないともかぎりません。

なので、ゲームとかしてぐずぐずせずに
鉄は熱いうちに打てとばかりに、すぐに出発したほうがいいです。

ひとは時間がたつと気分がかわりますからね。



まあこんなささいな場面(そうでもない?)でなくても
たとえば仕事で新しい契約を結べそう、とか
面白い企画が立ち上がりそう、
なんてときも
時間がたつと相手の気が変わってしまうことがあるので

「鉄は熱いうちに打てというから
すぐに話をすすめていくぞ!」

という使い方もできます。
というか、こういうのが本来の使い方ですね。


新しい仕事をしたり、どこかに出かけたりするときは
心配になったり面倒になったりしがちですから
「鉄は熱いうちに打て」という力強い意味の言葉は、
勇気を出してくれる効果もありそうです。


こんなこと言ってしまったら、
行動せざるをえなくなりますもんね。


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ここには注意


鉄は熱いうちに打てとは
行動的でポジティブな印象のある言葉なので
好かれやすいことわざだと思いますが、
次の点には気をつけたほうがいいでしょう。


まず、
「鉄は熱くして打て」
「鉄は熱いうちに叩け」
という言い方は間違いです。


これでも意味はつうじるでしょうけれども、
こういったことわざは、なんというか
決めゼリフのように「びしっ」とした使い方をすることが多いので、

ちょっとでも間違えると、
お笑いの番組でオチをかんじゃったときのような
しまらない雰囲気になりかねないので注意がいります。




それと
「鉄は熱いうちに打て」の
「熱い」とか「打て」の部分が
なんとなく熱血指導を連想させるのか

「鉄は熱いうちに打てだ! 新人はビシビシしごくぞ!」
といった使い方になりやすいです。


ただ、このことわざの由来は
鉄で道具を作るとき、
そのままでは固すぎて形を変えることができない、
なので500~1000℃ぐらいまで熱くしてやわらかくし、
冷えるまえに打って形を作る


ということで、たたいてダメージを与えるのが目的ではありません。


熱血指導やきびしい教育が正しいとかそうでないとかは別にして
少なくともこのことわざにおける
「熱い」「打て」は、あくまでたとえなので
本当に熱くしたり何かを打ちつけたりするという意味ではないです。




それと最後に、鉄は熱いうちに打てとは
若いころに何かをしたほうがいいといいましたが
年を取ったからなにもできない、という意味ではありません。

単純な記憶力では若いほうがいいかもしれませんが
年を取るとそのぶん知恵がつきますので
またちがった学び方ができるようになるでしょう。


わたしの知っているかぎりでも
魅力のある人は年齢とは関係なく
いつも何か新しいことをしている印象があります。



ここを取り違えて

「自分はもう年をとってしまったし、
鉄は熱いうちに打てというし、いまから何をやってもだめだあ、ごろーん」
と寝転がっていている、こういうのも間違った使い方と言えるでしょう。


わたしだって今からでも苦手だった英語を勉強していると
ちょっとは読めるようになってきましたからね。

出来ないことが出来るようになるのは
いくつになっても楽しいものです。


まとめと類語


ということで、
鉄は熱いうちに打てとは(てつはあついうちにうて)

・若いうちに覚えていくのが大事
・物事のよい時期を逃さないようにしよう

という意味ですね。


さきほど述べた注意する点にさえ気をつければ、
なかなか使いやすいことわざだと思います。

まあ、あんまり連発すると暑苦しい気もしますが、
勢いつけてグッと行動するときにはよさそうですね。



類語としては
若いうちが大事という意味では
老い木は曲がらぬ(おいきはまがらぬ)

よい時期をのがさないというのでは
好機逸すべからず(こうきいっすべからず)
奇貨可居(きかかきょ)
奇貨居くべし(きかおくべし)


というものがあります。

鉄は熱いうちに打てという言い方が一番有名ですかね。
でも好機逸すべからずもかっこいいですね。


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