座右の銘の意味、この5つの間違いに注意!

人によってあったりなかったりもしますが
生きていくと、そのうち
ひとつやふたつは出来ていくもの

座右の銘(ざゆうのめい)


座右の銘


有名な人の名言ばかり
挙げられることが多いですが
本来はそういうものとはかぎりません。

広く知れ渡っている言葉ですが多少の誤解もあるので
座右の銘がどんな意味かについてと、
間違えやすいポイントを述べていきます。



どういったものか


座右の銘(ざゆうのめい)とは、
生活や仕事、人生において
しっかりと心にとめておく言葉という意味です。


心に留める


「私の座右の銘は電光石火だ」
といえば、その人は、
いつも素早く行動することを心掛けている、
ということになりますし、

これが「急がば回れ」だと
反対に確実に物事を進めるようにしている
ということになります。


あわせてご覧くださいこちらでは座右の銘とできることわざや慣用句をまとめています。

座右の銘になることわざと慣用句を目的ごとに分けました



「右」という漢字は、
そのまま右側という意味で使われることがほとんどですが
「身の回り、すぐそば」という意味もあります。

「座右」だと座っている所のそば、つまり、
「立って行かなくても手が届くくらい近く」
といった感じです。

「銘」は、「しるす」とも読み、
金属や石碑に刻み込んだ言葉
立派な道具に掘っている製作者の名前や
石碑に刻まれた大事な言葉などです。


したがって「座右の銘」は
すぐそばに置いている重要な言葉、
その人が大事にしている考え
ということになります。


何かの功績をあげた有名な人、成功した人は
多くの場合、なにかしら座右の銘がありますし、
こういったものを持っていると
失敗を防いだり、自分自身の励みになるものです。


しかし次のような誤解もまた
よくされがちなので気を付ける必要があります。


1.有名な人の言葉でないといけない?

有名な人


私たちが耳にする座右の銘の多くは
過去の偉人が発した言葉や
有名なことわざだったりします。

もちろん、そういったものを
自分の座右の銘としてもいいのですが
別にそうでないといけないというわけではありません。


どうしても、松下幸之助とかイチローなどの
立派な功績を立てた人の言葉を借りたくなるものです。

しかし、
大事なのは自分自身の指針となるかどうか。
これを忘れてしまうと意味がありません。


反対に、自分がいいと思ったら
本や映画、アニメなどで目についたもの、
外国の話に出てきた英語のことわざ、
あるいは自分が思いついたもの、
どんなものでもかまわないでしょう。


たとえば、ムーミンに出てくるスナフキンの
「人の目なんか気にしないで、
思うとおりに暮らしていればいいのさ」

それが素晴らしいと思ったなら
座右の銘にしてもいいのです。


2.かっこいいものでなくてはならない

かっこいいよ!


座右の銘というと「一日一善」とか
「石の上にも三年」みたいな
立派なものでなければならないと思うかもしれませんが
別にそうとはかぎりません。


例えば頑張りすぎて体調を崩しがちな人なら
「1日8時間は寝る!」とか
「サービス残業は絶対しない!」
といったものを座右の銘にすることも意味があるでしょう。


日本人は、何かに耐えたり
みんなのために自分を犠牲にするのが
美徳とされやすいので
どうしても頑張って、我慢してというものが多いですが

あえて自分を大事にする意味のことを
座右の銘にするのもいいでしょう。


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3.無理に考えて、決める


自分が大事と考えたことを
肝に銘じてこそ意味があります。

「なにか座右の銘はないか」と
無理に考えて決めるようなものではありません。



無理矢理かんがえる


就職の面接など、人に聞かれるような場面では
やむなく決めておくこともありますが
本来は、自分が本当にいいと思った言葉にするべきです。


4.人に言ってまわる


これも先ほどものと似ていますが
座右の銘は、自分の行動を戒めたり
自分自身をはげますものです。


「へへー」と笑う


有名な人の座右の銘も
本人が言っているというより、まわりの人が
「○○さんはこう言っていた」と
広めている場合がほとんどです。


誰かに言ったってかまわないのですが
「かっこよく言って回れるから」と決めても
あまり役には立ってくれないでしょう。



5.人の座右の銘にあれこれ口出しする

あれこれ言う


同様に、誰かが
「私の座右の銘は○○だ」といった場合、
それがなんであれ本人の勝手です。



聞かれもしないのに
いちいち言ってくるような人は別にしても

自己紹介などで
「あなたの座右の銘としていることは?」
と聞かれた人が、そこで何と答えたとしても
本人がそう思っているのならいいことで

他の人が「それはおかしい」
とか言うのは筋が違います。


まとめ


いかがでしょうか、
ついやってしまいそうなこともあるかもしれません。

人の目を気にしたり
かっこつけようとして座右の銘を決めるのは
本来の意味から考えるとおかしなことです。

例えば「継続は力なり」と思っていたとしても
必要ない場面以外ではむやみに人に言っても意味がないので、
自分だけでしっかり実行するのが大事でしょう。


だいじょうぶ!


先ほどのスナフキンに習って言えば、
「人の目なんか気にしないで、
思うとおりに決めればいいのさ」

ということですね。

そのためにはこんなことわざを知っておくのもいいかもしれません。

「柳に風」は間違えるとダメ人間だがちゃんと使えばかっこいい


なお、あまり使われませんが
座左の銘(ざさのめい)
という場合もあります。

意味としては同じですが、こういった言い方もある、
という程度に知っておくといいでしょう。

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