座右の銘になることわざと慣用句を目的ごとに分けました

ことわざや慣用句は印象に残るものが多いです。

自分にとって大切なものを座右の銘とすれば、何かにつけて思い出すことができるのでよいものです。


しっかり覚える


かっこいいですしね。もちろんかっこつけるために座右の銘をつくるのは本末転倒ですが、でもまあかっこいいですからね。


ここではそんな座右の銘にできることわざや慣用句をまとめていますので、ご覧になってみてください。

得意なことを伸ばすため、苦手なことを克服するため、いざという時の気力のためなど、さまざまな力になってくれることでしょう。

座右の銘そのものの意味はこちらをご覧ください

座右の銘の意味、この5つの間違いに注意!


それぞれのことわざや慣用句は個別記事へのリンクになっています。

くわしい意味や由来なども載せていますので、気になるものがあればタップ(クリック)してみてください。




とにかく行動したいなら

行動する

何事においても「やってみる」というのは大きな力になります。

多少の失敗など、あれこれやることでカバーできます。

しかし面倒で、つい家でゴロゴロとスマホをいじって過ごしたくもなるものです。


それでも頑張っていきたい! という人は次のものを座右の銘にしておくといいでしょう。

また、行動力のある人にとっては励みになることわざや慣用句でもあります。



思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

なにかを思いついたら、その日のうちにやるのがよい。


鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)

物事の時期を逃さず行動するべき。


電光石火(でんこうせっか)

ものすごく速い様子。


天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)

自分で行動する人には天が助けてくれるよ。



どっしりと落ち着きたい


落ち着く


落ち着いて、長い目でものごとを考えることもまた大切ですね。

あせって、あわててやることは、大抵ろくな結果になりません。


しかし、これもまた分かっていても難しいことがあります。あなたの周りにもあわててばかりの人がいないでしょうか。


「冷静でいる」というのは大きな武器になりますが、そのために、これらのことわざや慣用句が力になってくれます。

また、行動力をあげるのがどうしても苦手な人は、こういったものを座右の銘にしてじっくりとやるのもいいですね。



急がば回れ(いそがばまわれ)

無理な近道より確実な方法を選ぶとよい。


大器晩成(たいきばんせい)

大きな能力は完成させるまで時間がかかるものだ。


石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)

がんばってつづけていれば報われるよ。


禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)

よいことと悪いことは順に起こるもの。


人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)

何が良いことで何が悪いことかは簡単には分からない。


能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)

実力のある人はむやみに自慢しない。


縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)

目立たなくても大事なことをすること。


「人間万事塞翁が馬」と「禍福は糾える縄の如し」は似た意味のことわざですので、好みで選ぶといいです。くわしくはそれぞれの記事をご覧いただければと思います。



スポンサーリンク


逆境に負けない!


苦しい時の神頼み(くるしいときのかみだのみ)なんて言葉がありますが、たいへんな時にはなにかに頼りたくなるものです。


逆境に負けない!


それだけに、つらい状況のときは間違った判断をしたり、ひどいときは誰かに騙されたりすることがあります。


次のようなことわざや慣用句など有名な言葉を座右の銘にしておくと、いざという時に自分本来の考えを思い出すことが出来て、判断を誤らなくてすむでしょう。

そう考えると、なかなか頼りがいがありますね。



失敗は成功のもと(しっぱいはせいこうのもと)

何かに失敗しても、そこから成功に導くことができる。


人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)

できることを全部やって、あとは運命にゆだねること。


七転び八起き(ななころびやおき)

何回失敗しても、くじけずに頑張ること。


後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)

終わったことをあれこれと悔やんでも無駄という意味。





かしこく生きたい

かしこく生きる

なるべくよけいな失敗はしたくない、知恵のある人生を歩みたいなら、こういったことわざや慣用句がよさそうです。

そのときの気分のまま行動するのも悪くはないですが、知恵を働かせるのもとても大切なことですね。



一挙両得(いっきょりょうとく)

ひとつの行動でふたつの利益をえる。


転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)

何かが起きる前に準備しておくこと。




百聞は一見にしかず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)

ひとから何度も聞くよりも、自分で見たほうが良い。




温故知新(おんこちしん)

むかしのことを調べて新しい考えを得ること。


人間関係をよくする

なかよし!

悩みの大半は人間関係というくらいですから、うまくやると人生は大分楽になりそうです。

とくにこういった問題は感情的になりやすいので、そうならなための言葉を座右の銘にしておくのもいいです。

そのために役に立つことわざや慣用句です。



口は災いの元(くちはわざわいのもと)

よけいなことを言うとよくないよ。


雄弁は銀沈黙は金(ゆうべんはぎんちんもくはきん)

上手に話すもの大切だが、黙っているのはもっと大切。


言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)

口で言うのは簡単でもやるのは難しいです。


情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)

人に情けをかけると、めぐりめぐって自分のためになる。



意表をつく座右の銘


意表をつく


座右の銘というと、どうしても似たようなものになりがちでもあります。

次のことわざや慣用句は一見するとダメな言葉のようで実は奥深いです。

「努力」とか「調和」のようなマジメすぎるのがいやな人は、あえてこういったものにしてみるのもいいかもしれません。

人に言うなら場所を選ぶ必要はありますが、話としても面白くなります。



花より団子(はなよりだんご)

見るだけのものより利益になるものが好きなこと。


触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)

よけいなことには関わらないほうがよい。


天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

人はみんな立派でかけがえのない存在ということ。


下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむににたり)

実力のない人がいくら考えても意味がない。


他力本願(たりきほんがん)

ほかのものの力によって自分の願いをかなえること。


「下手の考え休むに似たり」は一見すくいようのない意味に思えますが、「だからあれこれ考えずにまずはやってみる」と発展させることができます。

「他力本願」も「自分はみなさんのおかげでやっていけてます」と謙虚な姿勢につなげることができます。

こういうのはかっこよすぎる座右の銘よりも、聞いた人もほっとできますね。


ただし「天上天下唯我独尊」は「自己中心的で自分勝手」という意味でとらえる人もいるので、人に言う場合は注意してください。


おわりに


座右の銘といえば、自分がなかなかできないこと、苦手なことを選ぶ人が多いようで、もちろんこれはこれで大切な考えです。

しかし、
「座右の銘にしているのだけど、なかなか実行できない」

というのなら、いっそのこと自分が得意なことを伸ばすのもいいでしょう。


得意です


たとえば慎重になりたくて

「転ばぬ先の杖」を心がけようとしたら、何もできなくなった、という場合、

「失敗は成功のもと」を意識して、どんどんやってみるなどですね。


ひとには向き不向きがありますので、自分にあったものを座右の銘にしたほうが効果があると思いますよ。


スポンサーリンク

特集記事!こちらも合わせてごらんください
おすすめ!⇒楽しくことわざなどの知恵を覚えるにはこれ
大丈夫?⇒誤用しやすいことわざや慣用句
ここぞという時に⇒苦しい時やいざという時に力になることば

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ